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青木宏さん

秋田市移住相談八重洲センターの転職支援が力に

青木宏さん 1979年生まれ|秋田市出身|2018年移住 ※写真右は娘さん

秋田市移住相談八重洲センターを活用、転職活動のサポートを受け2018年に移住。

決意から2か月後には秋田へ

Q:移住しようと決めてどれくらいの期間を要しましたか?どのようなステップで転職活動を成功させたのですか?

宏さん:私の場合、移住の直接的な理由が両親の介護だったこともあり、決めてからは早かったですね。2か月後には秋田市に移住していました。最初にとった行動は、有楽町にある秋田県Aターンサポートセンターへの相談です。そちらの相談員の進藤さんに現在の秋田市移住相談八重洲センター”にあたる相談員の白山さんをご紹介いただき、転職を含め移住の相談をしました。秋田県Aターンサポートセンターの進藤相談員はじめ、秋田市移住相談八重洲センターの白山相談員にとても親切に相談にのっていただいたお陰で不安が解消されました。それが移住を踏み出せた一番のきっかけでもあります。秋田市八重洲移住相談センターでは、履歴書や職務経歴書の書き方をメールで何度も添削していただきました。今の私があるのは白山相談員のお陰だと思っています。(※秋田市移住相談八重洲センターは2019年に開設されました。)

情報収集は徹底!

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Q:転職活動のたびに何回も秋田に足を運ぶとなると大変だと思うのですが、どうやって秋田の仕事を探したのですか?

宏さん:東京でも”Aターンフェア”といって、秋田の企業が集まるフェアが定期的に開催されています。それを活用しました。参加したときは、現在勤めている会社を含め3、4社と一次面接を行いました。それと並行して秋田で行われているAターンフェアにも参加し、本試験・面接を行いました。秋田市で転職に関わる交通費の助成も行っていたので現地の面接もしやすかったです。

結果、他社からも内定を頂きましたが、会社の風土や将来性に惹かれ、三菱マテリアル電子化成株式会社に就職しました。

アットホームな職場

Q:中途採用で新しい土地・職場に不安はありませんでしたか?実際に働いてみてどうでしょうか。

宏さん:長く勤めていた会社を辞め、転職となると会社のルールや文化の違いもありますし、また一から人間関係を築かなければならないという点でやはり不安でした。移住相談窓口の方からは、「秋田での転職は都会で働いていた頃の7割以上もらえれば転職成功と思って欲しい。」と言われていたので、給与の面でも不安でした。

 実際に転職してみてですが、規模の大きな会社に入りましたのでルールや文化の違いについて不安は解消されました。秋田の土地柄なのかアットホームな感じがあって打ち解けやすかったのも良かったです。

 苦労した点については、入社して1年は前の会社とのやり方の違いに慣れるまでは大変でしたね。まぁ、どこに行ってもそうですが。

奥さんを説得しよう?!

Q:転職活動も大変ですが、奥さんの説得も大変だったのでは?

宏さん:奥さんもですが、”奥さんの両親”への相談も大切だと思いますよ。うちの場合、奥さんは秋田県能代市の出身でしたので、移住への気持ちを伝えたときはさほど心配はありませんでした。

 子どもの保育園の問題が一番のネックでしたが、秋田市に8月1日に移住してきてから保育園の入園申し込みをしましたが、お盆明けには入園が決まりました。

 能代のご両親が「孫にすぐ会える」「娘が近くに来てくれて安心」と言って、Uターンすることに賛成してくださったことが大きかったと思います。

大人よりすぐに馴染む子どもたち

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Q:子どもが小学校に上がる前に移住を決めるご家庭が多いように感じていますが、移住されてお子さんの反応はどうでしたか?(お子さんにも感想を聞きました。)

宏さん:移住したときの娘の年齢は6歳で小学校入学前でしたが、娘に秋田市に引っ越すと伝えたときの初めての反応は、「おばあちゃんの家にいっぱいいける!」と、逆に喜んだものでした。これまでの保育園のお友だちと離れるという寂しさはもちろんあったようですが、実際に移住し登園すると、入園初日からお友だちもできて、担任の先生からは「今日入園初日だよね?!」と驚かれました。

 子どもは大人より適応能力がありますね。小学校3年生になった今ではパパとくっつく方が嫌みたいで私が寂しいです。(笑)

娘さん:電車を使う回数が減ったことは悲しいけれど、友だちと学校の授業でバスに乗ったり、雪があってスキーができることが楽しいです。

移住を迷っている方へ一言

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宏さん:移住してからは夕方6時には家に帰ることができるので、子どもと一緒にお風呂に入ったりご飯を食べたりと接する時間が増えたのが何よりいいです。欲しい物はネットショッピングで買えますし、秋田でできない事は仙台(車で3時間)まで行けば大抵のことは済みます。普段生活する分にはさほどお金もかかりません。

 また、秋田の冬は東京に比べれば寒いですが、ウィンターレジャー等の娯楽も沢山楽しめますよ。四季の移り変わりがはっきりしているところも魅力的です。移住や転職はとても勇気のいることですが、一歩踏み出せば充実した毎日が過ごせると思います。